県内企業の取組等

・従業員のライフステージに応じた豊富な支援内容
・産休育休中の職員に対し、人事総務部長から毎月手書きメッセ―ジを送付
導入の経緯・経営者の思い
2001年の現社長就任以来、専業主婦の経験を活かし社員の立場に立った働きやすい環境づくりに尽力。2007年、女性社員の妊娠を契機に、産休育休後も安心して復帰でき子育てしながら長く活躍できる職場を目指して、子育て支援制度の整備を本格的に開始。多様性を尊重する組織へと舵を切り、DE&I推進に注力。2050年ビジョン実現のため、働きがいにも注力し、社員が最大限に能力を発揮できる環境を整備。子育てで労働時間が短い中でも、内発的動機づけにより自律的な人財を育成し企業価値向上に繋げることが重要と捉えている。
取組内容
[出産・育児支援]
妊娠中から産後、復帰時、復帰以降(子どもの小学校卒業まで活用できる制度あり)と子育て世代のニーズに応じた充実したサポート。仕事と家庭の両立を手厚く支援。
[男性の育児休業取得促進]
独自のパパ休暇を新設し、男性の育児参加を推進。産後パパ育休の浸透に向け、上司や社員の理解促進を行い男性育休のロールモデルを育成。
[関係の質向上]
誰もが制度を活用しやすい職場風土となるよう、社員とその家族が参加できる「フジワラわくわく祭り」などを通じて社員同士が尊重し支え合う文化を構築。
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フジワラワクワク祭り①
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フジワラわくわく祭り②
[キャリア形成支援]
ライフステージに応じたキャリア形成を支援するため、個人別5カ年ビジョンや資格報奨金制度などを整備。子育て中の女性も継続的にキャリアを発展できる環境を提供。
[人事制度刷新]
人事制度を刷新し、労働時間ではなく成果を重視した評価制度を導入。男女が平等に働きながらキャリアを磨ける基盤を構築。

取組の効果
子育てしやすい環境が整い、採用応募者が増加(年間キャリア採用応募者約780名)。良質な雇用を実現できたことで、さまざまな取組が推進され、企業価値の向上にも繋がっています。
・育休後復帰率:16年連続100% ・男性育休取得率:100% ・1人あたりの年間平均有給休暇取得日数:15.6日
・管理職を目指す女性の比率:70%(21名/30名中)
・男女間賃金格差:(一般社員の平均基本給を100とした場合)男性99.7 女性100.9
今後取り組みたいこと
・看護休暇の取得対象(子の負傷、疾病、予防接種、健康診断)に「子の学校行事参加」を加え、「子育て休暇」に名称変更する。
・会社にてお惣菜などの食事を販売。帰宅後の調理の手間といった家事負担を軽減し、子どもと向き合う時間を確保。
・現在は上記のような取組が社員のニーズとして存在する。今後も社員のニーズや社会情勢に迅速に対応することで、先進的かつ積極的な子育て支援を進めていきたい。
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関連事例
【受賞区分】医療、福祉(令和6年度)
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【受賞区分】卸売業、小売業(令和6年度)
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【受賞区分】特別賞(伝統と革新)(令和6年度)
会社名:医療法人自由会
業種 :医療業
審査員コメント
・男性育休について勉強会を実施するなど男性でも育休取得しやすい環境を整えることはとても重要。
・子育てを理由に諦めることも多い女性のキャリア形成を会社が応援してくれるのは非常にありがたい。