県内企業の取組等

・フレックス、短時間、在宅、時間単位有給休暇など、柔軟な働き方が可能
・民間サービスを活用した福利厚生制度(指定の託児所等利用時に割引等)を導入
導入の経緯・経営者の思い
システム開発を手掛ける当社にとって最も重要なのは人材だと考えております。人材の確保と社員の流出防止に向けて、社員が長く勤務できる制度と、社員の幸福度を高める取組を実施いたしました。
2013年に社長・社員・顧問社労士の3者による諮問委員会を設置し、勤務制度の見直しを実施いたしました。その翌年から、フレックス勤務や短時間勤務、在宅勤務など、多様な勤務制度を確立しました。また、男性育児休業の取得を奨励しています。
こうした取組の結果として、2016年に「くるみん」の認定を受けました。
取組内容
当社では、多様な勤務制度を整備し、社員が柔軟に働ける環境を提供しています。
2015年から運用を開始したフレックス勤務は、当日朝9時までに連絡をすれば出勤時間を変更できます。また、同年開始の短時間勤務は1日6時間・週5日または1日8時間・週4日の勤務パターンを選択可能で、フレックス勤務との併用もできます。さらに、育児のための短時間勤務は小学校3年生終了まで利用可能です。2016年からは在宅勤務も導入し、フレックスや短時間勤務との併用が可能です。就業途中でも在宅勤務に切り替え、急な子どものお迎えにも対応できます。Teamsを活用し、出社時と変わらないコミュニケーションを実現しています。
有給休暇は通院や学校行事への参加を考慮し、1日、半日、1時間単位で取得できます。
さらに、2021年より「スマート福利厚生」を導入し、育児サービスの割引を受けられるなど、経済的な支援も行っています。

社内風景

スマート福利厚生

家庭教育企業出前講座

取組の効果
2025年1月時点で、短時間勤務は1日6時間制を5名、週4日制を2名が利用しています。在宅勤務は日によって変動しますが、1日5~7名が利用しています。
約10年にわたる職場環境改善の結果、会社全体で育児支援を行うのが当たり前の雰囲気となっています。2023年に実施した中途採用では、面接時から勤務制度を説明し、子育て中の女性1名を正社員として迎えました。入社直後の同年10月から短時間勤務制度を利用しています。
今後取り組みたいこと
岡山県教育庁の「家庭教育企業出前講座」をさらに活用したいと考えています。
当社では2024年より、育児中の社員による意見交換会を業務時間内で月1回実施しています。他者と意見を共有することで家事育児の効率化やストレス軽減を図り、業務中の集中力や生産性向上を目指しています。
この意見交換会の発展を図るため、同年11月に「家庭教育企業出前講座」を初めて利用しました。今後、定期的に開催することで参加者の増加や男性社員の積極的な参加を目指します。
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関連事例
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【受賞区分】卸売業、小売業(令和6年度)
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【受賞区分】特別賞(伝統と革新)(令和6年度)
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審査員コメント
・育児支援について、民間に委託し自社の負担を軽減するのも良いアイデア。
・短時間勤務や在宅勤務など働き方の選択肢が幅広く、急な子どもの体調不良等にも就業途中からの在宅勤務への変更が可能と柔軟な対応をしている。