県内企業の取組等

・残業ゼロ宣言により、社員は毎日17時退社。残業は原則禁止。従来の残業代を計算し、その分を上乗せして給料をアップ
導入の経緯・経営者の思い
残業ゼロ宣言は仕事の効率化を社員自らが考えられるようになって欲しかったこともあり導入した。
毎日1時間程度の残業分を通常の業務時間内に行うには、ちゃんとした業務改善が必要である。
それを社員自らが行えるようにし、実践してもらった。これにより、残業ゼロが実現した。
もちろん、給与は下がらないように平均2割程度ベースアップし、宣言以前と差がないようにした。
取組内容
[原則として残業を禁止]
やむを得ない場合は、上司に事情を報告後、許可を得た場合のみ残業ができます。年休は1時間単位での取得が可能で家族や本人の通院によく利用されています。
[短時間正社員制度]
ライフステージに応じて正社員→短時間正社員、短時間正社員→正社員への切り替えができます。
[その他の取組]
毎月月末金曜日は15時終業。
規定の休日以外に、メモリアル休暇(結婚記念日・誕生日など)を年1日取得できる。
毎日15時にもぐもぐタイムとして業務時間内に休憩をしています(給与の対象)。この時間に社員みんなの情報共有や雑談などを通じて人間関係をスムーズにし、年休の取りやすさを促進しています。

17時にタイムレコーダー前に並ぶ社員

コミュニティの場 毎日15時もぐもぐタイム

定時帰宅で子どもとの時間増

取組の効果
取組開始後の正社員の離職率はゼロになりました。残業ゼロなので、子育て中の社員も家族との時間がとれるようになりました。年休の取得率も80%を超えています。
今後取り組みたいこと
出産後の子育て応援だけでなく、妊娠するための応援、妊活支援を始めていけたらと思っています。不妊治療など治療費のサポートなどで妊活支援を考えています。
カテゴリ
関連事例
【受賞区分】製造業(令和6年度)
会社名:株式会社フジワラテクノアート
業種 :製造業
【受賞区分】医療、福祉(令和6年度)
会社名:社会福祉法人津山福祉会
業種 :医療、福祉
【受賞区分】運輸業、郵便業、建設業(令和6年度)
会社名:株式会社カスケホーム
業種 :建設業
【受賞区分】宿泊業、飲食サービス業、サービス業(他に分類されないもの)(令和6年度))
会社名:株式会社行雲(こううん)
業種 :飲食サービス業
【受賞区分】その他業種(令和6年度)
会社名:株式会社NICS
業種 :情報通信業
【受賞区分】大規模企業(令和6年度)
会社名:株式会社中国銀行
業種 :金融業
【受賞区分】特別賞(みんなで応援)(令和6年度)
会社名:ナガオ株式会社
業種 :製造業
【受賞区分】特別賞(伝統と革新)(令和6年度)
会社名:医療法人自由会
業種 :医療業
審査員コメント
・毎日残業ゼロに取り組んでおり、会社がゼロ宣言をすることで定時で帰りやすい環境になっている。
・プレミアムフライデー制度を継続し、家族と過ごす時間に使ってもらうなど、形骸化させていない。