県内企業の取組等
“数値で見る” 働きやすい職場環境
年間休日数(平均):
126.2日
女性の育児休業取得率:
100%
年次有給休暇取得率(平均):
86.6%
テレワーク制度を利用した&現在利用中の従業員の割合:
25.0%
導入の経緯・経営者の思い
2015年に、新卒入社の優秀な若手スタッフが、深夜残業と土日出勤を理由に早期離職をしたことで、働き方改革の必要性を痛感しました。また、スタッフ数10人程度でも、役職があるために、一度上司を通じて業務を進める慣習が残っており、無駄を感じていました。加えて、評価制度の不公平感も課題でした。
【取組時の目標】
●家庭や生活と仕事の両立
2016年完全週休二日制導入
●職場のフラット化
2021年役職制度廃止
【会社独自の取組制度】
・こだわりの社内研修
・1時間単位での年次有給休暇の取得
・希望制の短時間正社員制度
・希望制の勤務日数短縮正社員制度
・オンライン目安箱
・取得しやすい休暇制度
取組内容
[役職制度を廃止 [取組導入の目的]マネジメントの効率化と情報の可視化]
2021年、技能職スタッフがマネジメントや管理業務に煩わされることなく、強みである技能を最大限に発揮できるよう役職を廃止しました。スタッフ数が少人数というメリットを生かすため、マネジメントを経営層にシフト。さらに効率を重視し、DX化を進めました。情報伝達は、チャットツールを用いてスタッフ全員に開示・共有することで、経路がシンプルになり、思い込みや異なる理解による誤解が生じないようになっています。加えて、タスク管理やスケジュール管理は専用ツールなどを使用し、リアルタイムでデータを共有できるようにしました。
[多面評価制度 [取組導入の目的]納得のいく客観的評価]
年3回、スタッフ全員が「自分以外のスタッフ」と「自分」について評価を行います。これは、会社にどれだけ貢献できているかの定性的な内容を、十数項目に応じて評価するもの。全員の評価を集計して平均を出すことで、自己評価と他人評価を比較できます。その結果を踏まえ、キャリアコンサルタント・カウンセラーの資格を持つスタッフ同席の上、2on1で話し合いを実施しています。また、スタッフ同士が仕事や生活上で感謝の気持ちを伝えられるピアボーナス制度を導入。多面的な評価をもとに自己実現できるよう取り組んでいます。

取組の効果
【生産性の向上】
スタッフがフラットな立場でアイデアや意見を発言できるようになったことで、少人数でも多様な仕事への対応が可能に。結果として生産性の向上につながりました。DX化を進めたことで、課題の共有が可能になったほか、進捗を踏まえた日程調整がスムーズに。また、ペーパーレス化も実現しました。
【一体感のあるチーム作り】
一人一人が会社全体を気に掛けながら仕事に取り組めるようになりました。クラウドサービスを使用しているので、ピアボーナス制度で誰が感謝されているかが分かり、対象となった本人の自己肯定感も上がっています。一体感のあるチーム作りや、コミュニケーションの活性化、ワークエンゲージメントや心理的安全性の向上につながりました。
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